今日は列車での旅です。
フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からユーロスター・イタリアに乗りナポリへ。
ユーロスター・イタリアは日本の新幹線に相当する高速列車。
ユーロスターと付いていますが、英仏海峡を走るユーロスターとは別物です。
途中ローマでスイッチバックし進行方向が反対になりナポリへ向かいます。
日本の新幹線との大きな違いは、都市間は高速走行するものの駅周辺では在来線を走るのでゆっくりな点。
列車内にはテーブルとコンセントがあり、パソコンを使っている人が多かったのが印象的でした。
到着までの間は車窓を楽しむだけでなく、せっかくなので列車内も散策。
食堂車併設のバール(日本の列車のビュッフェに相当)でエスプレッソを1杯注文。
良く分からず頼んだので、最初何であまりに量が少ないのか不思議だったのですが、エスプレッソは量が少ない事を後で思い出しました。
列車は定刻より少し早くナポリ駅へ到着。そのままバスに乗りお昼のピザ屋さんへ。
そしてバスでの市内観光をしながらポンペイの遺跡へ。
今回の旅はヴェネツィアが本命でしたのでポンペイの遺跡は特に興味が無かったのですが、約1,900年以上も前の都市がそのまま残っていて、そこを実際に歩けるのには驚きました。
特に驚いたのは現代と変わらない文明が既にあった事。
行政の建物や商店(洋服屋・パン屋など)・市場、住宅、公衆浴場、劇場やグラウンド、また整備された水道、歩道・車道・横断歩道、交差点での目印など。
それを間近で見られるだけでなく、実際にその場所に立ち入る事が出来るのに非常に驚きました。
生活の跡が残っている1,900年以上も前の都市を歩ける事が非常に不思議な感じです。
ところで、ポンペイの横断歩道と現在の横断歩道のゼブラ模様が酷似しているのは、やはりここが起源という事なのでしょうかね。
その後はカメオの工房を見学。
カメオって知識無かったのですが、貝殻から出来ている彫刻なのですね。
非常に細かく彫刻されており綺麗でした。
ちなみに夕食は例によって前菜がパスタ。
今日で何食目でしょうか。
自分はパスタが好きなので全く問題無いですが。(笑)
それにしてもナポリはゴミが非常に多いですね。
ゴミの処分場不足が問題となっているとは知っていましたが、本当に街中にゴミが散らかっており深刻そうでした。
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